8時頃朝食が配られるが、殆ど食べられない。相変わらず口の中が腫れているようだ。頭もボーッとしているし、立ち上がるとふらふらする。朝からオリンピックの放送を見ようと思っていたが、ウトウトしてしまってそれどころではない。とにかく、なりゆきにまかせて眠る。これで、夜も眠れているのだから不思議である。

　チョットウトウトしたらば診察でよばれた。夕方微熱が出ることや、口の中が腫れるなどの症状を説明する。手術後の一過性のものであるので心配しなくて良いとの事。なんせ始めての手術であるので、何ガ何だかさっぱり解らん。自分の症状だけ特別に思いように感じてしまう。だって、、、　食事のときみんな「シャカシャカ」音を立ててご飯を食べてるのが聞こえるんだもん！　「あの人おととい手術したばっかりじゃなかった？」なんて思うとあせりを感じる。その方は口の中の手術ではないらしいということを冷静になれば気がつくのだが、一度あせってしまうとだめである。術前は断然ブッチギリの一等章であった食事時間も、ビリッ欠。しかも、五部粥の刻み切ったおかずで．．．　落ち込んでくるが、「今に見ていろ俺だって！」　　←暇を感じた？

　昼食をはさんで洗濯をする。カミサンに言えば、家で洗濯してきてくれるのだが、稼いでないときぐらいは自分でやりましょう！　でも、便利。洗濯機１回200円。乾燥機30分100円。人間のオペレーションは、

１）100円玉を２枚洗濯機の挿入口に入れる。
２）お好みにより洗濯槽内15秒クリーニングのボタンを２秒以上押し、槽内を洗う。
３）洗濯機のふたを開ける。
４）洗濯物をぶち込む。
５）洗剤をぶち込む。
６）ふたをする。
７）30分チョット待つ。
８）洗濯機が完全に止まっているのを確認してふたを開ける。
９）乾燥機のふたを開ける。
１０）洗濯機から乾燥機に洗濯物を移す。
１１）洗濯物がはさまらないように乾燥機のふたを閉める。
１２）100円玉を１枚乾燥機の挿入口に入れる。
１３）30分チョット待つ。
１４）乾燥機のふたを開ける。
１５）洗濯物を取り出す。

　手術日以降ひげを剃っていない。月末まで（アト２週間ほど）剃らなければ、そこそこのものになるだろうが、どうしたものだろうか。伸ばせば伸ばしたなりに手入れが大変そうだし、第一ご飯のときに味噌汁が髭にくっつきそうで．．．思案のしどころである。　　←暇を感じた？

　夕食前にメールをチェックする。一番下のチビが、見舞に来る前にマックランチしたあと、転んで頭打ってコブ作って血出して泣いて見舞が中止になったというメールがカミサンから入っていた。慌てて電話すると落ち着いたという。急患でこの病院に運んだら一緒にお泊りできたのになどと考えたりした。
　ブツブツ言いながらスカイレストランで食事をしたらば結構食べることができた。食事のコツがつかめてきたので、明日もう一度コツを試してみよう。もしうまくいったら、普通食へ戻す事ができるかもしれない。

　夕食後の検温。自覚症状はないのだが微熱が出ている。何か気になるのよね〜

　歯磨き後、イソジンでうがいしていた。チョット強くうがいしてみた。喉で「がらがらがら！」とやったら、鼻で「ぶくぶくぶく！」。全部鼻から出てきてしまった。同室の人に見られていないことを確認して、慌てて飛び散ったイソジンを始末する。ほんと何が起こるか解らない。
　今晩は痛み止め無しですごせるかチャレンジしてみることにする。何日か前は絶えられなくてコールしてしまったが、今日はどうなることやら．．．　消灯！

　イ・痛い〜　ん〜何時だ？　10時30分？　消灯1時間後だった。　チョット我慢してみる。が、段々痛くなってくる。ギブアップ！　ナースコール！　痛み止めをもらって処置をする。