入院食
(最近の入院食について)
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 入院で、つきものといえば、「点滴」と答える人は多いと思う。点滴のチューブを引きずりながら、病院内を歩いている入院患者の姿を思い浮かべる。点滴には、「投薬」と「栄養補給」の意味合いがある。栄養補給は通常口からおこなわれる「食事」がメインとなるが、病気などの場合、それがうまくいかなくなることもあり、そのような場合、点滴による栄養補給ということになる。消化器官は正常に作動しているが、喉などに傷を負ったような場合にはチューブから流動食を流入する「チューブ食」方式をとることもある。
 ゴチャゴチャ言っているが、なにが言いたいかというと、「病院食」の問題。

 従来、病院食といえば「早い(食事の時刻が一般生活よりもだいぶ早い)・冷たい・味が薄い」という、「マズイ」ものと相場が決まっていた。そのため、病院食を受け付けない患者の家族は、密かに(ある意味ではおおっぴらに)食事を差し入れていたものだ。全ての病院がそうであったのではないが、ほとんどの病院がそのような傾向にあったことは間違いない。
 と、思っていたら違うのである。朝食8時・昼食12時・夕食6時とごく普通の時間に、暖かい料理が運ばれてくる。もっと暖かい方が良い人のために、病棟内に電子レンジが備え付けられていたりする。
 病院によっては、食事のメニューも御飯・パン・麺類からセレクトできるようになっていたり、好みのおかずのリクエストに応じてくれたりするところもある。
 さらに、ベットの横には小型の冷蔵庫(有料)が用意されており、食事についてきたデザートなどを後で食べるときにもつめたく冷えたデザートが食べられるようになっている。

 このように、通常の状態で経口摂取できるよういろいろと工夫されるようになってきている。

食事メニュー