入浴事情
(最近の病院生活について)
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 「日本人はやっぱり温泉よね〜!」というCMがあったが、日本人ほど風呂が好きな民族はいないらしい。日本の風土が高温多湿であるが故のことらしい。

 これが、入院してみるとだいぶ違ってくる。
 小生の場合、結構汗(フツウの)をかいたが、病状や年齢によってはほとんど汗をかかないような状況になるようである。室温は適温、汗をかくような運動はしない(したら大変!)。という状態では風呂にはいるのも面倒になるというものだ。

 でも、ず〜ッと風呂に入らないと、やっぱりチト臭うようになる。手術の後や病状によっては風呂に入れないので、「清拭」といって身体を暖かいタオルで拭くことになる。暖かいタオルを背中に当てて、「ポンポンポン」と軽くたたいてもらうのはとても気持ちがいいものである。
 そうでない場合は、風呂に入れることになる。が、これも病状によってはシャワーだけとか、部分浴などに制限されることがある。湯につかったはいいけれど、血行が良くなりすぎて病状に影響を与える場合もあるからだ。
 元来男というのは無精な輩が多いようで、「汚れてないから風呂はいい!」というようなことを平気で言う。(カミさんにいわせれば「アンタのことでしょうが!」といわれるに決まっている。) 入ってもカラスの行水! そのようなことを言うお年寄りを、何とか風呂に入れさせようと看護婦さん達が苦労している。夜勤明けの非番の時間に、「私も入るから一緒に入ろう!」といっていた看護婦さん。御苦労さんです。あのじいちゃんそれでも入らなかったっけ。
 もし、小生が同じことを言われたら... 「それだけは勘弁して! 一人で入るから!」と叫んだかもしれない。そう、その看護婦さんとてもパワフルで...

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