睡眠時無呼吸症候群(手術総感)
(Sleep apnea syndrome)
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 ★いや〜 とにかく痛かった。でも、色々な経験をさせてもらった。

    ●手術−「まな板の上の鯉」という言葉を想像していた。が、全然違っていた。
    • 全身麻酔
      段々と意識が無くなるのではないかと想像していたが、一気に来た。「薄らいでいく意識の中で...」なんて言うのはどこの世界での話なんだろう。
      「すぐに麻酔が覚めます。」というのも、とり方によっては違っていた。自発呼吸はすぐにできるようになったらしい。この時点で「麻酔が覚めた」の第一段階を迎える。が、意識が正常(?)に戻るまでに時間がかかるし、意識が戻ってからもしばらく「ボ〜ッ!」としていた。この段階が「麻酔が覚めた」の第二段階である。自分が自分じゃないような気分である。それ以上に、麻酔が切れてから(?)かなりの時間痛みを感じなかった。点滴のせいかもしれないが、痛みが襲ってきたのは3〜4日してからだった。
    • 導尿
       チンチンの穴に管を通して、オシッコを出させるアレ。入れるときは全身麻酔で泥の眠りの中にあったのでまったく解らない。抜くときが気持悪かったのだけ覚えている。
    ●痛み−想像とは全然違う痛み
    • 手術中
       痛みは感じない。これも麻酔のおかげ。
    • 手術後−しばらくの間
       傷口に対しては、あまり痛みを感じない。麻酔がまだ残っているせいかもしれない。しかし、頭がガンガンするような痛みを感じる。傷口の痛みに関しても、指先を包丁で切った時の方が痛いのではないかという程度の痛みである。
      ただし、微熱が続いたりするので、氷枕を用意してもらった方が賢明。
    • 手術後−チョットしてから
      口の中を切ったところが、劇的にいたむことがある。小生も痛かった。
      術後、一週間ほどして、外皮でいえば「カサブタ」状になったものが剥がれ、まだ、完成していない粘膜が表に出てきた時、激痛が走る。これはどうしようもない。即、痛み止めである。
    • 痛くなったら
       我慢してはいけない。痛みが出始めたらばすぐに痛み止めの処置をすること。痛み止めが効き始めるのにも時間がかかるので、痛みがピークに達してからでは遅すぎる。痛い思いをするのは自分なので、無理をしないこと。


 ★小生の場合、鼻中隔矯正術と軟口蓋形成術(KTPレーザー)という手術を一度にやった。
片方だけの手術であれば、一泊で退院できるケースもあるらしい。小生の場合は、軟口蓋が厚かったりしたため、結構時間がかかってしまった。

 ★痛くないと言えばウソになる。でも、「死んだ方が良い!」という痛さではない。
  同じ病気で(不安に)苦しむ人(家族を含めて)にはお勧めしたい治療方法である。
  術後痛に関しても一生つきあうものではない。「いつかは痛くなくなるさ!」の考えで、うまくつきあう方が良い。無理をしないで、痛み止めを使えば平気である。徐々に使用間隔を伸ばしていけばよいのである。